駅裏画廊

 遊びで描いているイラストと、頂き物のイラストをあつめてみた。

 

 

                                                                                               ▲000101

正月用にイラストを描いてみた。

平成十三年は巳年、なのでエアラコブラ。

 

 

 

 通算来訪者一万人突破記念イラスト。でかいなあ。

 

 

 

▲いつもお世話になっているshineさんからの暑中見舞い。fwm4×2型ですな。

ご自宅の前に停まっていたそうで、死ぬほどうらやましいっす(笑)。

どうもありがとうございます。

 

 

 

 

▲通算来訪者二万人突破記念イラスト。

 

 

 

 

▲一四式旅客機(海軍横須賀工廠)。



 


▲通算来訪者三万人突破記念イラスト。



▲平成十五年の年賀状。
こんな飛行艇があったのか。 





▲Shineさんからのの年賀状。粋ですねえ。 






▲通算来訪者五万人突破記念イラスト。 







平成十六年はT-16の10型で。
それにしても単純な飛行機だなあ。





そしてShineさんから届いた年賀状。
ホンダ・モンキーですな。








平成十七年は酉年。
シュトルヒの座席配置はこれであってるのかなあ。
まあ間違ってたら現地改造の特別仕様ということで。








▲通算来訪者十万人突破記念イラスト。








▲平成十八年は十八試局地戦闘機・震電で。









▲さて平成十九年はなにを描いたらいいのか。
イノシシの名前がついた飛行機なんかおそらく飛んでないだろうし、
19の番号がついたのも思い出せない。
ただ、ドルニエ社の飛行機には、Do18とDo20があった。
ならば19もあるはず、と検索したら、写真資料が一枚だけ出てきた。
というわけで、Do19は試作爆撃機。
誰も知らないだろうから、わからないところはほとんど想像で描いた。
描いてから見たら、本物とあんまり違うんで驚いたなあ。









▲平成二十年の年賀状用イラストでは農民車を描くことにした。
ここんとこ飛行機ばっかりだったし、干支でも年数でもいい飛行機の資料がなかったし、
なんといっても農民車のHPだからなあ。
でもこれの年賀状もらったって正月とは無関係で、なんのことだかわかるまい。
まあ出す人を選んだからいいか。









▲平成二十一年の年賀用。







▲平成二十二年の年賀用。
ここしばらく家内安全的なものが続いたので、ひとつおっさんでいってみた。










▲平成二十三年の年賀用。
平成二十二年の夏に、パソコンがめげたので買い換えたのだが、それまでのブラウン管ディスプレイから
液晶画面になると、以前に描いていたイラストがものすごく白っぽくなってしまった。
まるで日光を浴びすぎて色褪せたような絵だ。
液晶画面が明るすぎることは知っていはいたが、ここまで違うとパソコンで絵を描くことに
言いようのない恐れを感じる。
実は、農民車の写真も同様だ。
コピーやら従来の印刷物まで幅を広げて、複製品は作者の意図するものとは違う物と言っていい。
すくなくとも色のついた絵は、本物を見る必要を痛感する。
私がいま自分の液晶画面で描いた絵も、みなさんが見ている絵とは色味が微妙に
違うことが十分予想される。
いったいはったい、どうすればいいのだろう。
どうしようもないよなあ。









▲平成二十四年の年賀用。
実際のところ、農民車は農薬散布のための動力噴霧器と、薬液のはいったタンクを載せて
走ることが多い。ひょっとしたら、収穫物を載せている時よりも多いかもしれない。
なんだか複雑ではあるが、人も農民車もたいへんだ。









▲平成二十五年の年賀用。
こういう新式の農民車には食指が動きづらいのだが、新車もやがては旧車となるのは必然。
ところどころに傷や錆、塗装の退色がおきてくれば存在感も増してくる。
味わい深いものになるのだ。









▲平成二十六年用の年賀状。
色が薄い。
これはたぶん、早朝撮影の写真を使ったことと、
暗い部分の細部を確認したくて明度をあげたので、見本とした色が薄くなったためだろう。
ISO400のフィルム感度も相まって、こまかい部分がよくわからず、苦労した。
市販車の水冷エンジンは、いつかは描かなければならないと意識していたが、
できれば描きたくはなかった。
ややこしい。
配線が死ぬほどわけがわからない。
だから適当。ごめんなさい。








▲平成二十八年年賀状用。前年は父親が死んだんで、賀状は送らなかった。
ところで、ちょっと人物が大きかった。
なんか毎度のことのような気がするけど、なかなか描く気がおこらないくせに
焦りだけはおきるんで、うまく対比ができないまま仕上げてしまうのだ。
反省しても、一年もたつと忘れちゃうんだよなあ。
ちなみにモデルは、故・三瓶明雄さんだ。子供に言ったら、
「明雄さんはこんなけおなか出てない」
と言われた。
どうも失礼いたしました。








▲平成二十九年年賀状用

年々疲れが増してくる。もうちょっと楽に描く方法はないものか。
この元ネガにはプリントがないので、細部を見るにはスキャナーの性能に頼る他ないが、
安物を選んでしまったので余計に大変なことになっている。
おまけに老眼は進行するし…。














▲平成三十年の年賀状用。
近野のイラストに足りないものは何か?間違いなく若い娘であるので、
今回は思い切っていっぱい描いてみた。
現代農村には、東南アジアからの就業者がわりといるのである。
なぜか多くは脚にぴったりしたグレーのズボンで、日本人には見受けないビビットな色づかいの
センスが際立つ。
こういう女性たちを雇う大規模農家はこんな小型旧式の農民車は使わないだろうが、
これは近野の趣味。











▲平成三十一年の年賀状。
おかげさまで念願であった農民車を入手したので描いてみた。
これは渋い。
このまま永久保存したいが、このままでは錆びる一方なので、現在修理中。
だけどタイヤが高くて買えない。
どうしよう。


 







令和二年の年賀状用。
珍しく背景を簡単に描いたが、これはタンクやエンジン部にの独特の反射があったため。完全な露天ではこうした光はできない。

おたけんさんからは、掲示板に詳細な解説が書き込まれた。

「T鉄工製AT85の更新型(エンジンが認定を取得したものでない)仕様ですね。
農民車仕様にOEM生産されたジーゼルエンジンですが、そのエンジン始動はセルダイナモ(日立製)が
取り付けられていて、ベルトでエンジンを回していました。

エンジンメーカーのA社が発行するカタログには、農民車使用時によくある低速での充電に対応できる製品がありませんでしたが、
低速運転時の振動を低く抑えるためのバランサー装置は標準仕様でした。、
別のエンジンメーカー・B社の場合、すでにセルダイナモ付きの製品が販売されていましたが、
こちらはそうしたバランサーがないため、低速で動かすと振動や排気音がひどかったようです。
そこでT鉄工は、B社製エンジンのセルダイナモメーカーを調べ、
A社エンジンのフライホイールにそのセルを取り付けるために10インチÅベルト用プーリーを鋳物メーカーに発注し、
A社製ジーゼルエンジンをセル付きへと改造製作していました。
そのセル付きエンジンを見て、A社が自社で汎用エンジンにセルを組付けてT鉄工に出荷していたのです。


バキュームタンクは、デリカ社製タンクの上に真空ポンプやエンジンを搭載したタイプで
約800リットル搭載できます。このタンク一杯積み込むだけで積載オーバーですね。」


おたけさん、いつもながら近野の知らない情報をありがとうございます。
ものづくりの背景を知ると、見たときの感想もおのずと違ってきて、ただ写真を撮って絵をかいているのとは
別の感慨がありますね。大手メーカーが町工場の改良品をお手本に新製品を造るというのも、
ある種のドラマを見るようで、たいへんおもしろい現象ですね。

私としての背景では、人物が大きすぎたのが大失敗で直したくてしょうがありませんが、
あえて恥をかいて今後の肥やしとします。










▲令和三年の年賀状用イラスト。
気がついたら、地面の左端が切れていた。うっかりミスだが、出してしまったものはしょうがない。
後ろに立てかけてある不思議な道具は、畝のうえに細い溝を作るためのものらしいが、
名前も知らないし、記憶のなかの産物なので実物とは違うと思う。

















■令和四年の年賀状用。
農民車の使命は農作物ほかを積んで運ぶこと。その状態を描かずしてなんとしよう。
そう思ってはいても、たくさんの同じものを手書きするのは苦痛な作業だ。
とくに、このプラスチックの玉葱コンテナは……。
収穫にはたいそう便利な容器なのだが、
描いててこれほど面白くないものも、ない。










■令和五年の年賀状用。
どうもばかにあっさりした絵になったが、これにはいろいろと訳がある。
いざ色を塗ろうとしたとき、パソコンが完全にその機能をなくしてしまった。
なにをどう操作しても、動かないのだ。
仕方ないので中古品を買ったはいいが、主要ソフトウェアのフォトショップが使えなくなった。
仕方ないので、無料ペイントソフトを探し出し、とにかく使いだしたが慣れないので
思うような色が塗れない。ただでさえ年末、ない時間がまったく足りない。
しかも悪いことに、望遠レンズで撮った写真をもとにしていたので、対象自体も
角度がなく、冷静な雰囲気だ。
ということで、あまり描き込めないまま時間切れとなった。

言い訳はこれぐらいとして、荷台に積んでいるのは農薬か液肥のタンクと、リモコン動噴。
動噴は動力噴霧器の略で、農薬散布に使う。リモコンは、ホースを巻き取ったり繰り出したり、
散布先からリモコンで操作できる仕掛けだ。
昔は、農民車の前のフェンダー上にポンプを据え、エンジンからベルトで動力をとって
散布していたようだが、長いホースが作物を倒したりして、二人いないと作業ができなかった。
便利になったものだ。









令和六年
年賀状用。
昨年のイラストが中途半端な出来だったので、頑張ってみた。
しかし使っている無料ソフトにはCMYKスライダーという色調節機能が見つからず、
グラデーションの中から色を選び取るしかない様式だ。これだと、目的の色を得るのに
どうしても時間がかかってしまうので、素材のネガフィルムをスキャナーで読み取り、
「スポイト」という機能で色をコピーしながら塗る、という行程がいちばん効率がいい。
だがしかし、こなしているという感覚が勝ってしまい、おもしろさには欠ける。
だったら紙に水彩絵の具で描けよ、という話だが、
でも時間がないんだよなあ。
近野の絵はいつもこんな感じで成長がない。

ちなみに、この農民車はオートマだった。






巻頭へ