■caf4×4                                                     

…………………bR

 

            ■134.caf4×4/920211/西淡町北方  

 

 

 caf形式は農民車としては古いものがおおいが、この車体はあたらしいといっていい。それだけに

全体の作りが堅牢そのもので、重量物や高速走行に堪え得るようにできている。

 

 車台は、cwf4×4などによく見られるもので(cwf4×4のbS参照)、設計・施工に一分の隙もない

ようにみえる。全体と車輪の位置関係も、貨物自動車として均整がとれている。

 おおきなヘッドライトも、夜間に走るためには決して邪魔なものではない。

 車体の色においても「買ってきたペンキ缶からそのまま塗った」ような色ではなく、それなりに

周囲にあっている。といっても、やはり調合などしてはいないだろうが。色を選ぶ時点でデザインを

考慮しているということだ。

 

 なんだか誉めてばかりで歯がうくが、疑問点はある。エンジンがなぜだか空冷ガソリンだということで、

水冷ならば、中古とはいえ状態のいいものがいくらでもあろうものを、どうしたわけだろう。

所有者は、このエンジンそのものに愛着があったのだろうか。空冷は水冷よりも整備がしやすい

らしいが、それもあるのだろうか。

 

 もうひとつ、鉄板で構成された重い車体なのに、ハンドルが油圧パワーステアリングになっていない

点である。これは大きな欠点で、運転者は肩が凝ってしょうがないだろう。不思議にも

荷台は油圧でダンプするようなのに……。

 

 

 ■135.

 

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