■caf4×4
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■82.caf4×4/910518/西淡町志知
五月のあざやかな陽光にさそわれて、写真を撮りに出る。キャベツの収穫時期だ。こんなときにはたくさんの農民車が道端に
とめてある。
ハーフサイズカメラは普通のフィルム数の倍の撮影ができる。プリント時に少々粒子が粗雑になるのが欠点だが、これからは
コンピューターで読み取る時代だから、たいしたこともなかろうと考えたのがまちがいだった。
どんなに高性能のスキャナーでも、やはり原画がおおきいことにこしたことはない。いくらシャープにしても、かえって妙な輪郭線が
浮き出るだけで、ちっとも現実に近づかない。
83.などはほんとに小さくて、周囲の余分を大幅に切り取って、720dpiで取り込んだ。それでも
この粗さだ。どうしようもない。
例によって、かなり丁寧にボンネットを作りこんでいる。平面構成の立方体はドイツの装甲車をを連想させる……まあ連想するのは
私くらいだろう。エンジンのおおきさにキッチリあわせてかぶせてある。
82.からはとても見れないが、運転席のうしろの板には、白でチェンジレバーの切り換え図がかいてある。ボンネットの右横にもなにか
かいてあるようだが、よくわからない。
なんのつもりか、フォグランプなどついているが、これは茶目っ気だろう。車体全体にも、なんとなく所有者の余裕を
おもわせる。シャーシーを赤の防錆塗料のままにのこしてあるところなんか、なかなかセンスがある。正面から見た色の配置は、
なんともいい感じではないか。
■83.