■cwf6×4                                                      

…………………bS
 
 
            ■230.cwf6×4/950116/三原町
 

 

 

 この六輪車の項、No.2に形状がほぼ同じの農民車が載っている。
No.2は左側面が見えている写真だったので、正確な違いはよくわからないが、小振りなエンジンが妙に前へ
せり出している点、荷台と運転席が離れている点等、特徴が共通している。どうもエアクリーナーの形状まで
似ているので、ひょっとしたら同じエンジンかもしれない。ここまで似ていると製作者も同一であるという可能性が
たいへん高くなるが、よけいなことを言わせてもらえば、その末路も同様だったようである。

 
 
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  ■231.

 写真231.は、この六輪農民車がどのような駐車状態にあるかを示している。といっても補足がいるが、
田んぼの中の交互通行不能な一本道に三台並べた真ん中に停められているのだ。しかもどうも、
前後のバキューム車とcwf4×4車は、使われている形跡がない。どういうことかというと、もはやこの
六輪車は無用の長物と化しているようなのだ。
 繰り返し書いているが、六輪農民車はめずらしい。めずらしいということは需要がすくないということであり、
需要がすくないのは使い道がないという見方もできる。使い道がすくないものは頻繁には使われない。
車に限らず、機械は使わずに放置していると調子も悪くなる。そうなると、この写真のように、少々奥の車が
出しにくかろうが、とにかく駐車スペースの節約が優先してしまう。ますますもって使われなくなる…。
 そしてその悪循環が一層車体を錆の塊へと追い込んでいくのだ。