■cwf6×4
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■178.cwf6×4/940104/三原町榎列
おそらくは、レタスの苗を消毒中の六輪農民車である。
ご覧のように、完成度はかなり高い。荷台は鉄枠で木製だが、分厚いラワン材でがっちりと組まれている。
サイドミラーはかなり長い支柱になっていて、視界もよさそうだ。これくらい大きい車体になると、後方を確認する
装置はかなり重要なので、とくによく見えるようにしたのだろう。タイヤも充分な大きさがある。そのために
車高が高くなるのだが、トラックの性質上しかたのないことだ。この欠点をすこしでも補うために、前輪だけ
若干小さいものにしてある。このため、全体的にかえって安定感をもたらしている。
車体剛性もよさそうだ。そして、よけいな重量がかさむ覆いなどは一切ない。
指示器がついていないし、ナンバープレートもない。ライトもかなり小型のものが一個だけなので、
夜間に作業する際は、だいぶ気をつかわなければならないだろう。実際、夜、路肩に停めてあった農民車に気付かずに
乗用車がぶつかる事故もある。民俗的な見方からすれば、単純でよけいなものがないほうが面白いといえるが、
やはり安全面は車輛が第一に置くべき要素で、ハザードランプはこれからの農民車の常備すべき装置だろう。
運転席は助手席とおなじ高さにあるが、これはかなりめずらしい。たいていは、助手席のほうが一段低く取り付けられて
いるものだ。たぶん、そこに女性が座る場合がおおいからだろうが、現実的にはあまり意味がない措置といえる。
これも趨勢になるかもしれない。
この写真にうつっている人は、もう一台、別の農民車をもっているが、どちらも大切に乗っているようだ。