■cwf4×2
すばらしい秋晴れの日和である。こういうときに単車であてもなく走るのは気楽でいいものだ。
白黒なのでわかりにくいが、荷台を秋空とおなじ青に塗った農民車が川土手に置いてあった。
周囲になにもないところなので、ぽつんと停められたそれは、遠くからでもよく目立ったものだ。
この頃になると、ただ農民車をみつけただけでは写真に収めなくなっていたが、あえてこの農民車を撮ったのは
やはり車の顔というべき正面の設計が奇妙だったためである(120参照)。
一個しかないヘッドライトはラジエーターの下に配されている。これでもちょっと目を引くが、なお印象深いのは
その左右の上にある方向指示器である。
方向指示器はできるだけ車の側面にちかい正面と後面につけるものだ。そのほうがどちらに曲がるのかがよくわかる。
もし左右の方向指示器が後面の中央にくっついていたら、非常にわかりづらいことは、小学生でも想像できる。
が、この農民車の場合は、かなり接近している。私が違和感を覚えたものはそれだったのだ。指示器は車の
左右にある、という観念を簡単にくつがえしてくれたのだ。
ついでにいうと、ヘッドライトの真上にある四角いものはナンバープレートである。ラジエーターの保護ネットの
むこうにあるので、これもまたわかりにくい。このHPではナンバーをボカシ処理して判別できなくしているのだが、この
車両ではその必要はなかった。
写真122.では、運転席の床を左後方から撮ったが、マフラーが映っている。さぞやかましかろう。
そしてその手前にはへんなレバーがあるが、これはなんだかわからない。荷台のダンプレバーかもしれない。
昨日このWebページを発見し、楽しく拝見させて頂いています。
ところで、CWF4×2/941023/三原町掃守の写真122にある「そしてその手前にはへんなレバー〜」
ですが、これは長期間使用しない場合にバッテリーの放電を防ぐための
「主電源」スイッチだと思います。
消防団の車両(年間に数回しか運行しないが、いざというときに動かないと困る)などには、
必ずと言って良いほど装備されています。