■cwf4×4(堆                                                    

…………………bQ

 

            ■71.cwf4×4(堆/911116/洲本市中川原

 

 

 堆肥散布車として、最新型を示す。

 

 装甲車のような平面構成の鉄板で運転席をおおったこの農民車の車台は、

「ウエハラ・スーパー・ダンプ・リフト」(cwf44の項参照)と並んで、撮影時点では

農民車市場をほぼ二分するポピュラーな形式である。鉄板部分を黒く塗装してあるのもその特徴で、

ウエハラ車と比べるとやや工作技術に見劣りがするものの、実用にはなんら影響していない。

エンジンがやや大型に見えるが、そこまで調査はしていない。

 

 73.でも見てとれるが、散布台を積んだために高くなりがちな全高を低くまとめた姿勢は、合理的でうつくしい。

タカキタの散布台そのものも、やはり進化しているのだろう。たとえば前頁のものからでも格段に洗練されているのがわかる。

 

 近野個人としては、洗練されていない車輛に興味があるのだが、使用している者にとっては

機械が進歩することを喜ばないはずもない。

 棚田や藁葺き屋根の農村風景にあこがれるのは局外者の懐古趣味であり、農業者はほ場整備をし、

畦道までコンクリートで塗り固めたいのだろう。実際そうなりつつあるのだが………。

 

 写真の現場も、コンクリートと鉄骨スレートで囲われた、納屋兼堆肥置き場である。わざと床面をななめにして、

堆肥の汚水が外部に流出しないようにしてある。この散布車が何十台も並ぶようなひろい建物だった。

 後継者がいないので数人で作業せねばならず、かつ安い輸入作物に対抗するには、経営規模の大型化と

機械化はさけて通れない道にみえる。

 あとは有機栽培など付加価値を高める手もあるが、今はやはり大規模農業に主流がある。

しまいに新興住宅地のような農地ができるだろう。

 

 72.は運転席のレバー群である。サイドブレーキを含めて六本のレバーが混在している。 

 

 

 

 ■72.      ■73.

 

 

 

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