■fwf4×2
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■124.fwf4×2/920621/洲本市中川原
淡路島にあるもっとも一般的な農民車の形式がfwr4×2であることは、まえにも述べた。
一般的なものであるので、そこかしこにある。こういうものは割と考察がしにくいものだ。エンジンや車体がほとんど
おなじものばかりなので、個体としてのちがいが見つけにくい。それはとりもなおさず、この形式が優秀であることを
指しているのだが。
124.の車両は、荷台から車輪のついた機材を降ろしたところである。日付からみて、たぶん田植機あたりだろう。
不安定な荷台から、これまた不安定な田植機を運転して降ろすのは難儀な作業である。足場が地道だとなおさらだ。
写真の場所はアスファルトだし、歩み板も農民車そのものもしっかりしている。
こんな好条件は滅多にない。たいていはボロボロの農民車で、錆び錆びの歩み板からヨタヨタと老人が
地面におろすのだ。機材がひっくりかえって、死亡事故もあるときく。
事故と言うものはおこるべくしておこる。たとえ安全試験などしていない手作りの農民車でも、写真のように
きっちりしたものならば、事故もおきにくいというものだ。
■125.