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■201.fwf4×2(澤蟹)/0205??/徳島県鳴門市岡崎
迷惑メール対策のため削除しました。
エンジンと運転席を幌でおおったこの農民車は、淡路島以外で撮られたものである。
この画像をいただいたのは、以前caf4×4のNo.4でご指摘をいただいたsawaganiさんで、
滋賀県に在住されているにもかかわらず、所用で徳島県に立ち寄られた折に農民車を発見されたとのこと。
早速、画像を送っていただいた。sawaganiさんに敬意と感謝を表して、普段よりも大きいサイズで表示させていただくとともに、
近野様こんばんは。sawaganiです。
掲示板でご連絡した鳴門の農民車の画像をお送りします。
ちなみにカメラはIXY DIGITAL(初代)です。
写真201:布で覆われているため顔がよくわかりませんが、車輌右前のヘッドライトが見えています。
ライトはこのほかにエンジンの上中央にも一つありました。カバーが突っ張っているところが上のライトの場所です。
余談ですがこの写真の左奥にうつっているのは私の愛車。
■202.
写真2:荷台の形はfwf4×2のNo.2およびNo.5によく似ています。
アオリ板を差し込む受けの金具までそっくりじゃありませんか?荷台に載っている黒いモノは土砂などを運ぶための
一輪の手押し車です。念入りに黒いビニールシートで包まれておりました。
■203.
写真3:背後から運転席とエンジン部分を撮りました。椅子はもとのカバーが破れたあと、肥料袋かなにかで
応急処置をしていたようですが、それも破れております。エンジンは赤いカバーで覆われた農機用。
fwf4×2のセオリーどおり、横向きに取り付けられてます。その上に鈍く銀色に光っているのはライトステーです。
この車をみつけた岡崎は、JR鳴門駅の2kmほど東、撫養港のすぐ南東です。岡崎城という城山の麓です。
この岡崎の東側にある里浦の砂浜では1月〜4月末頃まで
灰干しワカメを作っています。この点で、近野さんがご覧になった写真集(注:1)と符合します。
さて、この写真の農民車はもう廃車なのでしょうか?それがわかりませんでした。
全体に錆がでて荷台にはぽつぽつと穴もあいているのですが、それに抵抗するように全身に防塵塗料が塗られています。
しかしその上のペイントはされていません。(いや、こういう色のペイントなのか?)
それほど埃まみれでもないし、カバーも掛けてあるし、タイヤは空気が抜けている様子もありません。
なんとなく小綺麗にしてあるのに、ナンバーはないし、椅子はぼろぼろ。
もしかしてこれ、レストア中なんでしょうか?
私にとっては謎めいた農民車でした。
(注:1)…これは、sawaganiさんとの掲示板におけるやりとりで、
私(近野)が「ある写真集で、鳴門の港に干しワカメといっしょに農民車が写っていたのを見た記憶がある」と
書き込んだところからきた文章。私はその写真集のタイトルも作者も忘れてしまった。
sawaganiさんの観察は実に仔細で、農民車に対する愛情すら感じられます。
自分以外のひとが撮った写真というのは、思いがけない視点で撮られているのも新鮮でした。
運転席の後ろにある「背もたれ兼鳥居さん」が鉄骨だけになっている部分は、妙な
組み立て方になっていて不思議でしたが、運転席と補助席の骨組みになっていたのですね。
斜めに切られた鉄の箱は、作りつけの小物入れかもしれません。
床部分にある青いホースや、ウォッシャータンクみたいな部品はなんのためのものでしょうか。
この農民車が淡路島から出荷されたのか、それとも鳴門にも農民車を作る鉄工所があるのか、
ちょっと判断がつきませんが、「オールドタイマー」誌六十四号にもあったように、徳島にも農民車が少なからずあるようです。
あらためてsawaganiさんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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