■fwf4×2(バ                                                

…………………bS
 

 

             ■180.fam4×2(バ/910605/南淡町志知
 
 

 

 この「バキューム車」を紹介する項のNo.1に、共同出資で購入するバキューム車のことを

書いたが、写真180.がその車である。赤いタンクに白字で

「昭和52年度 家畜ふん尿処理施設設置事業 佐礼尾酪農組合」

と書かれている。写真の土地が「佐礼尾」なのかどうか確認はできなかったが、この近辺なのだろう。

 

 同様の文字が書きこまれたバキューム車は、他にも数種類見ることができる。三原川沿いにある

ゲートボール場横の建物には、四台くらいのこの手のバキューム車がある。

 

 タンクそのものは、「STAR」とロゴが入っているので、多分既製品だろう。それを荷台に取りつけて、

ポンプの動力は走行用エンジンを兼用しているようだ。それ以外、特別な仕掛けもないようなので、わりと安価に

造られているとみられる。

 

 荷台や運転席はくたびれているが、車輪は一度交換されているようだ。足回りなど壊れたら車体そのものを

廃棄してしまうことも農民車にはあることだが、みんなで持ち寄ったお金が余っていたのだろうか。他に使い道もないので

それがタイヤ代になったのかもしれない。そうした場合は有効な使い道に困るものだが、この農民車にとっては

「残り物には福がある」といった具合になったようだ。

車の足回りは重要な部分だ。それとも運転席は交換しても安すぎ、荷台は高すぎたのだろうか。

 

 
 
 
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