■fwr4×2
露出不足である。この時はガンタイプの露出計を持っていたので、ピントをあわせるべきライトの部分に
露出のスポットをあてて計測したのだが、その範囲があまりに一点だったので、全体的な露出が出ていなかったのだ。
素人がなまじ専門的なことをやると、思わぬ失敗をするものだ。
自動車というのは工業製品であって、たとえ手作業で組み立てられていたとしても、たいていきっちりと完成度の
たかいものができる…というのが一般的な感覚だと思うが、農民車はどうもその感覚からはずれている気がする。
古い型の農民車に共通している左右部品のばらつきや全体的なゆがみ、溶接部の不正確さ、使用中の振動による
部品の欠損やがたつきが如実にあらわれている。
運転中にアオリ板が落ちたり、車軸がとれたりしないのだろうか。また、そういう心配を運転者は持っていないのだろうか。
PL法の施行される以前の製品なので、そういう事故は製作者にはもっていきようもないだろうが、所有者もそう
やかましいことをいうつもりがないのかもしれない。そういうおおらかな時代だったのかもしれない。
下の写真176.は、バンパー部(?)に刻印された数字を写したが、ちょっと見えにくい。どうやら
535
71502
と打ってあるのだが、どういう意味かはいまだわからない。